解説: 私はレビュー記事をこうやって書いてる。

普段どうやってレビュー記事を書いてるかを、先のDearsのレビュー記事を例に挙げつつ解説します!

① ターゲットユーザーを決める

まず、この記事を読んでもらいたいのは誰か・誰に向けて書くのかを明確にします。

今回のブログ記事の場合は、もともといつもブログを読んでもらっている方たち向けに書きつつ、Dearsに行ったことがないけど、興味があって調べている人(本当に髪がきれいになるか知りたい、どんな施術をするか知りたいなど)をターゲットにして書いています。

レビュー記事の場合、

⑴その商品名はもともと知っているけど、実際使ってみてどうなのか、本当に効果があるのかや悪い口コミはないのか知りたくて検索した人

もしくは、

⑵サイトの他のページでおすすめした商品について、⑴と同じようにもっと知りたくてレビュー記事へのリンクをクリックした人

を対象に書くのが大半かなと思います。

② 答えるべき疑問を整理しておく(大事)

あらかじめ取材前に、①のターゲットユーザーが記事を読んで知りたいのはどんなことだろうか、と考えて整理しておきます。

今回のDearsのレビューでは、行きの新幹線でこちら↓をリストアップしておきました。

これを考えるとき、自分だったらどういうことを知りたいかをベースに考えていますが、それ以外で手がかりになるのが、実際の検索キーワード(サジェストや、もし既にあればサーチコンソールの検索クエリ)だったり、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトです。

こういうのは実際のユーザーの生の声なので、自分が気づかず見落としてるけど、ユーザーが知りたがってる事柄がないかしっかり確認します。

ただ、レビューするっていうことは実際に自分で体験するわけなので、体験する前の自分の気持ち・どんなことを不安に思うか、どんなことを知りたいかをじっくり考えて意識化しておく・メモしておくのはとても大事だと思いますね。

もしかしたら自分が本当は対象ユーザーじゃないジャンルをレビューすることもあるかもしれませんが、最初は自分が対象ユーザーになれるジャンルをやるのが良いと思います。

その方がユーザーの気持ちが分かりやすくて、ユーザーの気持ちを考える練習になると思うから。

 
私の今の脱毛サイトは、あのサイトを作るにあたって脱毛を初体験した時の気持ちや疑問がベースにあって、それがあったからこそ、ランキング以外の個別ページでもCVできるサイトになったと思いますもん…!

その上で、検索キーワードやQ&Aサイトで漏れがないか確認したり、場合によってはアンケート調査をしても良いかもしれません。(”Dearsに興味があるけどまだ行っていない人にアンケート: 実際に行く前にどんなことを知りたいですか?”的なの)

ユーザーの疑問に答えるレビューを

取材の時は、ここで整理しておいたポイントを意識してチェックして、レビュー記事の中にその答えを盛り込んでいきます。

逆に、質問への答えとして必要ないと思ったことはダラダラ書かない。

たとえばコスメのレビューで梱包を解く開封の儀から書くのってよくありますが、私がコスメのレビューを書くときは、梱包の丁寧さとかじゃなく、効果等が知りたいので基本書きません。

もちろん、梱包の仕方に広告主の思いとか、特筆すべきと思うことがあるなら別ですが…!

そうでなく、とくに意味もないけどとりあえず全部実況するというのはNGで、ユーザーの疑問に答えるレビューにするということです。

③場面が目に浮かぶ(リアルに追体験できる)記事を書く

せっかく実際体験したのだから、リアリティあって信ぴょう性のあるレビューを書かないともったいない。

自分が書いた文章を読んで場面をイメージできるかどうか推敲しましょう。

 
リアルにイメージさせるためには、写真も大事です。

脱毛サロン等では撮影NGなこともあって泣く泣く断念するけど、今回のDearsのように撮影OKしていただけたものは感謝して撮影しましょう(撮影ばかりに気を取られて肝心の体験に集中できなくならないよう注意)。

手ブレとかなしにきれいに撮るのは大事だけど、特別な機材とかは不要です。私はすべて、スマホのカメラで撮影しています。

④ 読みやすさを意識する

適度に画像も入れていった方が文字だけより見やすいので、そういう意味でも画像は大事です。

あとは、スラスラ読めて頭に入ってくるか。よくライターさんにも言うんですが、音読してみるとスラスラ読める文章かよく分かります。

文と文の間の余白も、音読したときのリズムをもとに入れています。

⑤ マイナス面にも触れる

これは、マイナス面を知りたいというユーザーニーズがあるからですが、CVさせるだけでなく、CVの質を高めるために大事だと思っています。

CVの質がいいというのは、ユーザーと商品のミスマッチを起こさないこと。

今回のDearsで言えば、施術に4時間かかるとか、料金とか、今後新規予約が取りにくくなるかもしれないことは、人によってはデメリットかもしれません。

そこを隠してバンバン送客したとしても、お客さんにとってもお店にとっても良いことにはならないから、本当に髪をきれいにしたくて、本当にDearsに行きたいと思う人を送客しようと考えて書いています。

⑥ アフィリンクは添えるだけ

ユーザーの疑問に答えるとか、リアルに伝えるとかを重視して、極力売り込みはしません。

もちろん、良いと思ったところは率直に良いと書くので、褒めたりはしてるけど、なるべく押しまくりはせず、事実と率直な感想を積み上げていった上で、アフィリエイトリンクは最後にそっと添えるだけ。

これは私自身が押し売りが嫌いであるがためにそうしてますが、実際上手くいってるから、押してもダメな場合は、試しにあえて引いてみて?笑

 

※ディアーズは冗談抜きにほんとにガチでマジですごすぎたので、いつものレビュー記事よりも熱く褒めすぎている気もします笑

最後に

最近、キュレーションサイト問題で荒れに荒れてるけど、あの某医療系キュレーションの件でも明らかになったように、良いコンテンツを作れば上位表示されるってものでもないです。

どんなにGoogleがすごくても、機械のアルゴリズムでやる以上、何らかの対策がされてしまうのは仕方ないと思う。

私は、ユーザーのためになる良いコンテンツを作れば上位表示されるとも思ってないけど、コンテンツで評価されないからコンテンツはどうでもいいとも思っていなくて、良いコンテンツを作るのと、SEO施策ないしサイトの露出施策は、別軸として両方やるべきと思っています。

 

アフィリエイトサイトは収益を上げるために作られているかもしれないけど、だからって某キュレーションみたいなコンテンツスパムをするんじゃなくて、ちゃんとユーザーに読まれて役に立つ記事を、理想論だとしても目指していきたいと私は考えています。

このブログだって、自分のサイトにリンクしてるじゃんっていう面もあって、完全無私のボランティアでは決してないけど、たまにソーシャルでこのブログの過去記事が実際に役に立ったって言ってもらえることもあって、そういうのがやっぱりすごく嬉しいし。

 
そうやってユーザーの役に立つコンテンツを頑張って作るのと同時に、それをきちんとユーザーに届けるのも同時に努力していく。

脱毛サイトの場合、具体的にどんなことをやったのかというと、前にブログで書いたような内部、外部の施策です。

何かの検索キーワードで上位表示することだけが集客方法じゃないし、今後そういう別の集客方法のサイトができたら理想ですね…なかなか難しいけれど。

 

次回以降の予定タイトル

  • 薬機法【健康食品編】
  • レビュー以外の記事をどう書いてるか

※逃げずに書くため宣言しといた※

 

「解説: 私はレビュー記事をこうやって書いてる。」への5件のフィードバック

  1. こんにちは。
    とても勉強になります。
    またサイト作ろうかな。

    次回の
    レビュー以外の記事をどう書いてるか

    よろしくお願いします!

  2. 北原さんのフェイスブックのリンクから来ました♪

    ビアンカさんのレビュー記事の書き方をありのまま解説して下さっていて、とても参考になりました。ありがとうございました。

    とくにコンテンツとSEOは別軸として両方やるべきという考え方は、共感できるものでした。

  3. 読者にとって本当に助けとなるレビュー記事はどんなものか、はっきり理解できました。

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