クラウドソーシングで高品質※外注記事を書いてもらうコツ(※当社比)

 

高品質なんて言っちゃったけど、あくまで当社比ってことで大目に見てくださいね?

 
当社では、自分で行った体験レビューなど一部の記事以外は、基本的にランサーズなどのクラウドソーシングを利用して、外部のライターさんに記事作成をお願いしています。

外注記事は、作り込むメインサイトでは使えないというようによく聞くのですが、うちは思いっきりメインサイトの記事を外注して、それなりに良い記事を書いてもらえていると思っています。

そこで今回は、高品質(※当社比)の記事を、クラウドソーシングのライターさんに書いてもらうためにはどうすれば良いか、いつものやり方をまとめてみました。

 

1. ここで言う高品質記事の定義

あくまでコンテンツとしての高品質。

具体的には、下記のような基準で考えています。※私見です。

①くわしい

具体的で詳細な記述。

くわしい記述とはどんなものかについては、参考:ランサーズであがってきた薄い記事を修正する際に考えている4つのこと- たかぽんアンテナ
 

②正確な情報

できる限り一次情報、信頼できる情報源をもとにしている。

①と同じく、上記記事参照。
 

③オリジナルで他サイトにない内容をふくむ

レビューだったり、新しい切り口での考察だったり、ネット以外からの取材内容だったり、他サイトのリライトでないオリジナルの内容がある。
 

④目的が明確

誰に向けて書いたのか、何を伝えたいのかをおさえてある。
 

⑤読みやすい

長くてもスッと頭に入る。

文章がすっきりしていて、堅苦しくない、論理構成がしっかりしている。

 

だいたいこんなところかな?と思います。

⑤の読みやすさについては、なんとなく書き手の顔が見えてきそうな、自分の言葉で書いてある文章は、長くてもスラスラ読めるような気がします。

 

クラウドソーシングのイメージとしては、やっぱり、他サイトのリライトだけの「ザ・外注記事」で、内容のない字数稼ぎで、どこかでみたことある記事っていうところでしょうか?

(それこそ、インパクトのないそのもの)

 

そうならないために、ライター募集→発注→修正依頼の各段階で、どんなことに気をつけているか、高品質外注のコツを見ていきましょう!!!

 

2. 高品質外注のコツ

① 募集のコツ

まず、ランサーズなどのサイトでライターさんを募集するわけですが、基本的にプロジェクト形式で「こんな記事を書いて下さるライター様募集」という形で当社では募集をしています。

(ごくまれに、タスク形式で記事を募集した中から、良い記事を書いて下さった方に直接お声をかけることもあります。)

・ タイトルや案件詳細は具体的に

募集時の文章はそこまで工夫しているわけではないのですが、まずライターさんたちは、募集中のプロジェクト一覧画面で、ずらっと並んだタイトルを見るので、具体的で目を引くようなタイトルをつけるようにしています。

あとは、詳細内容も、どんな記事をお願いする予定なのか、どんな人にお願いしたいのかなどを書ける範囲でできるだけ具体的に書きます。

 

後述のように、私はかなりくわしく、どのサイトに掲載するかなどもライターさんにお話しているのですが、はじめの募集要項はいろいろな人の目に触れるので、運営サイト等は書いていないです。

それでも、漠然とした募集では、応募してくれる方も少なくなってしまいますし、ミスマッチの可能性も高くなってしまうので、できる範囲で、どんなお仕事なのかを明確に書くようにしています。

報酬条件も手数料込みの金額なのか等、疑問が残らないようにくわしく書いて、安心して応募してもらえるよう気をつけています。

・ なるべく多く集めて、しっかり選考

なるべく多くといっても数人程度ですが、応募していただいた中でしっかりと選考を行います。

選考の基準は、「この人いいな」と自分が思えるかどうかですが…!

 
具体的には、

  • 応募のメッセージにこちらの依頼と合うような、過去実績や意欲が書かれている
  • 文章の感じが良い
  • メッセージのやり取りも返事が早かったり、応対がきちんとしている

というようなところでしょうか?

 

記事を頼む前のやり取りで、「ん?」と思ったり、何となく自分と合わないなと思った場合は、だいたいその勘は当たるので、なるべく正式に発注する前にメッセージでやり取りするようにしています。

あとは、頼んでみないと分からない部分ももちろんあるので、あとは一回書いてもらって、継続してお願いするかどうかを決めます。

 

② 発注のコツ

次に、発注ですが、外注記事の品質を左右する肝となるのが、この発注のやり方なんじゃないかと思っています!

外注記事が漠然とした、内容のうすいどこにでもあるような記事になるのは、発注のしかたが漠然としているから。

どんな記事を書いていいのかがイメージしづらいので、ライターさん達はとりあえず、無難などこにでもある記事を書いてしまうのだと思います。

 

タイトル指定して、オリジナル記事を書いてください→そのタイトルで検索して出てきたサイトをいくつか見て、オリジナルな言い回しにリライトした記事が完成です。

オリジナルな前置きが追加されているかもしれませんね。
 
じゃあ具体的にどうするかというと、

  • 記事の目的、掲載サイトなどを説明する
  • 見本記事があれば見せる
  • 構成の指示(必要に応じて、小見出しまで指定する)

など、どんな記事を書いてほしいのか、できるだけ具体的にイメージがわくように伝えます。

 

見本記事というのは、たとえばコスメディナで新しいレビュワーさんを採用したときに、既存のレビュー記事を見せつつ説明するということです。

他サイトの記事を見せて真似させるのではないですよ・・!

 

また、構成の指示は、例えばこの記事だったら、

1.高品質記事の定義

2.高品質外注のコツ

①募集時のコツ

②発注時のコツ

③修正依頼時のコツ

3.・・・

というように、大見出し、小見出しを指定します。

 
私は記事を書くときに、だいたいの構成をメモしてから書くので、そのはじめのメモをライターさんに伝えるイメージですね。

(だいぶ慣れてきているライターさんだったり、自分より知識のある方だったりすれば、丸投げしてしまうこともあります。)

 

それ以外では、最近とくに気をつけているのが、取材方法の指示です!

他サイトのリライトに終わらないように、自分だったらどうやって記事を書いているかをもとにして、同じようなやり方で書いてもらうようお願いします。また、何を情報源にして書いたかを報告してもらうようにしています。

取材にかかった費用や、取材の手間のぶんの追加支払いをします。

(お金かかります。)

 

③ 修正依頼のコツ

修正依頼をするときの一番大事なことは、感謝と礼儀を忘れないことです!

直してほしいところははっきりと伝えますが、それと同時に、感謝の意を伝えること、ダメ出しだけでなく、同時に良い部分も具体的に指摘して、ライターさんのモチベーションを損なわないように気をつけています。

 

修正をお願いする時は、1.高品質記事の定義に書いたような基準に照らし合わせて、できるだけ具体的に、

「この部分を読むと~という疑問がうかぶので、もう少しその点を詳しくお願いします。」

「~の部分が少し読みづらいので、もう少し堅苦しくない、自分の言葉でお願いします。」

などなどお願いしています。

 

こちらも完成する記事のイメージをきちんと持っていなかったり、納品された記事をしっかり読んでいなかったりすると、修正依頼するポイントも分からなくなってしまうので、自分で書くのと同じくらい、下調べはしておきたいところです。

 

まとめると、とにかく具体的に

こうして改めてまとめてみて気づきましたが、どの段階でのコツも、基本的にとにかく具体的にということですね。

自分でその記事を書くときはどうするかをベースに、どんな構成で、どんな内容をどうやって調べて書くか、具体的に詳しく、高品質な発注をしましょう。

 

え?

 

自分で書くときも他サイトのリライトしかしない・・・?

 

 

それはまず、自分で高品質なオリジナル記事を書けるようになるところからだな・・・!!!

 
高品質発注は、面倒くさいし、お金もかかります。

自分で書けるなら自分で書いた方が良いとすら思いますし、そこそこの記事で良ければそこまで手をかけなくても良いので、おすすめはしません。(まさかのオチ)

 

追記:継続的にお願いするときにライターさんのモチベーションを保つには

ツイッターでのコメントをいただいて、この部分についても書けばよかったと思ったので追記します!

私の場合、ジャンルごとにライターさんを採用していて、いまの美容を始めてから1年程度なので、長い人もまだ1年くらいなのですが、一応続けてもらうためにいろいろ考えてはいます。

モチベーション維持の方法もいくつかあると思う

ライターさんのモチベーションを維持する方法もいくつかの種類に分けられるかなと思います。

1. 金銭的な動機づけ

単価アップ、一定期間ごとのボーナス支給などによるものです。

うちの場合、取材に手間がかかったものや、こちらの都合で後出しでかなり修正してもらった場合に追加支払いしています。

(手をかけた質の良い記事を書くほど、報酬が増えるかたち)

 

2. 人間関係による動機づけ

こちらが返信や支払いを迅速におこなったり、丁寧な応対をすることで、信頼関係を築くことです。

外注さんだから、という考えでいたら、きっとそれはどこか態度に出てしまうんだと。

相手を(プロとは違うかもだけど)プロとして尊重する姿勢ですね!

 

3. 精神的な動機づけ

2とも関係しますが、納品された記事に対して、具体的にどこがよかったかをフィードバックするなど、報酬以外のことでやりがいを感じてもらうものです。

具体的にほめるの大事ですね・・!

毎回わざとらしくやる必要はないんですが、ダメ出しばかり具体的で、「力不足です。」とやめられてしまったことが何度あったか(^_^;

 

また、ケースバイケースですが、実際に掲載したサイトを見せたりもしています。

収益を伝える必要はないと考えていますが、コスメディナのライターさんには、実際にあなたのレビューを見て◯◯を買ってくれた人がいた、と伝えたことはあります。

 

4. スキルアップによる動機づけ

これは最近気づいたものなんですが、継続してもらえてるライターさんが、「ビアンカさんはコスメに本当詳しくて、勉強になります」とか、「指摘いただくことはすごく勉強になっています」と言ってくださっていて、そういうライターさん自身のスキルアップも、動機づけになっているんだろうなと思います。

 
私の細かい指示、修正依頼を「うるさい地雷クライエント」と思うのではなくて、勉強になると肯定的にとらえてくれている人が長く続いています。

いまレビューを頼んでいる人で、その前に普通の情報記事を頼んでいた人がいるのですが、レビューの仕事も自分の幅が広がると快く受けてくださいました。

今後また新しい仕事をお願いするのですが、それも積極的にやっていただけそうです。

こちらが進化し続けるのも、スキルアップの動機づけのためには大事かもしれません。

 

どの方法が合うかも人それぞれ。

うちの場合は、1よりも、2〜4が響くライターさんとうまくいっているようです。

 

3.今後はそれだけではダメだと思っている

最近の流れとしては、どんどんコンテンツサイト化が進んでいて、リンク競争のみでなく、これからはコンテンツ競争のような状態になっていくのかなという感じです。

うちももちろん、その中に加わってもいくわけですが、でも、それだけではきっと駄目なんですよね・・。

 

「コンテンツの質で勝負すると必ず行き詰まる」

3年後に生き残るアフィリサイトを考えてみた① -たかぽんアンテナより

 

ただコンテンツの質だけで勝負していたら、いつかは抜かれるか、結局他と同じようなサイトになってしまう。

そうならないためには、ライターさんにお願いする時も、ライターさん自身の文脈(コンテキスト)を活かした記事を書いていってもらう必要があるのかな、などと考え中です。

 

コスメレビューが一段落したあとのコスメディナでは、そのあたりに挑戦していきたいと思っております…!

 

そのうちボチボチそちらも更新していくので、うまくいくかどうか楽しみにしてください…!

 

 

 

ところで。

 

 

そんな高品質(※当社比)外注記事で構成されているコスメディナですが、何やら低品質な小説コラムが始まったようですよ・・?

 

やはり、自分のサイトは自分のもの。

いずれは、その自分で書いた部分をメインコンテンツにしていきたい・・・・・・

 

 

周囲の影響も受けまくって、結局そんな流れになってきているんです。

 

 

 

うまく、いくかな・・・・・・?

 

 

 

 

 

 

どうなることでしょうか…。

 

 

どうか、生暖かく見守ってくださいね・・・・!

 
ビアンカ・ウェブの自己紹介と運営サイト紹介はこちらの記事へ

 

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