こんにちは。
うちのメインサイトが、コメントスパムを利用したネガティブSEO(うちのサイトへのリンクを含んだコメントを、スパム投稿されている)を受けていますので、ネガティブSEOを受けた際のリンクの否認方法について書こうと思います。
そもそもリンクの否認が必要かも不明で、もしかしたら、こういったスパムリンクはGoogleはただ無視するだけで、何もしなくても良いのかも。
ただ、ネガティブSEOを受けて、なんとなく不安だから否認しておきたいという方はぜひ、こちらの記事をお役立て下さい。
所要時間5分! リンク否認の手順
(画面キャプチャーしながらやったので7分かかりましたが、キャプチャーしなければ5分くらいだったと思います。)
流れとしては、①リンク元ドメイン一覧※のCSVファイルをダウンロードする→②エクセルで開いて、メモ帳にコピペ→③WMTにアップロードです。
※ドメインの一覧でなく、URLの一覧でも大丈夫ですが、私はいつもドメインごと否認してるので、今回はドメインの一覧を使っています(URLごと否認だと、一覧に出てない同ドメインのURLがあったら嫌だなと思うので)。
①リンクチェックをしてリンク元ドメイン一覧のCSVファイルをダウンロード
今回、私が利用したのはahrefsの有料版ですが、ウェブマスターツール(Search Console?)の「サイトへのリンク」でも同じようにCSVファイルがダウンロードできるので、そちらでも良いと思います。
ahrefsの方が当日検出されたリンクも反映されて早いのでそちらを使いましたが、ウェブマスターツール(WMT)の方にしか出ないものもあるので、WMTの方もチェックしたいですね。(後述参照)
サイトURLをahrefsのSite Explorerに入力して、
(クリックで画像拡大)
<Overview画面>
小さくて申し訳ないですが、赤い〇してある、Referring Domainsの数字をクリック。
(クリックで画像拡大)
ドメイン一覧画面。↓ ①のFirst Seenをクリックして、時系列順に並べます。
その後、②のExportをクリック。 ダウンロードの準備ができると、右上に緑の、Your export is completeというポップアップが出るので、DOWNLOADボタンをクリックします。
(クリックで画像拡大)
※WMTでドメイン一覧のCSVファイルをダウンロードするのは、サイトのダッシュボード>検索トラフィック>サイトへのリンク>リンク数の最も多いリンク元 の 詳細 » をクリックして、すべてのドメイン の、「このテーブルをダウンロード 」をクリック。(URL一覧は、「最新のリンクをダウンロード」)
② CSVファイルをエクセルで開いてコピペ
ダウンロードしたファイルをExcelで開きます。
B列にあるのがドメイン名。ずらっと744個並んでおります^^;
否認するドメインの横のA列に、「domain:」って記入(1個目のに書いて、あとはそれをコピー&ペースト)。これはもし、URLの一覧なら不要な作業です。
(※724番以降は否認しないリンク。厳密に言うと、すでに否認済みのもの含む)
domain: と、ドメイン名を選択してコピー。
メモ帳に貼りつけ。
#をつけて、コメントスパムによるネガティブSEOを受けたので、該当リンクを否認しました等、説明書きしてます。(ファイルの書き方はWMTヘルプ参照)
今回は、5月13日以降のものは全部否認したので本当コピペだけで楽でしたが、否認しないリンクが途中に入っていると、それだけ削除しなくてはいけませんね。
念のため、否認しないドメイン名をリスト化しておいて、否認するリンクの中に間違ってふくまれていないか、検索(Ctrl+F)をかけておくと安心です。
③WMT(Search Console)のリンクの否認にアップロード
リンクの否認ページを開いて、該当サイトを選択。
先ほどのテキストファイルをアップロードして完了です!
新しいスパムリンクが増えたら、また同様の手順で、今度は前回否認した日以降のものをコピペします。
「新しいファイルをアップロードすると、以前にアップロードしたファイルがすべて置き換えられます。」とのこと。前回のファイルの末尾に、新しいリンクを追加して、それをアップロードします。
リンクチェックする頻度は?
今までもネガティブSEOに近いリンク(発リンク分散に利用された可能性もあり)はちょこちょこついていたので、私はだいたい7日から10日に1回くらいはチェックしていました。
ahrefsで見ていると、コメントスパムはリアルタイムで増えていきますが、否認作業にそこまで時間をとられるのは良くないですし、ある程度まとめて定期的にで良いと思います。(根拠はないです^^;)
(※追記)
専門家の方によれば、否認ファイルのデータの反映には、7日から10日かかるとGoogle公式回答であり、なるべく早めに対応するのがよいとのことです。
ahrefsに出ていなくてWMTに出ているリンクの抽出
WMTだけを利用して、そこに出てきたものだけを否認していても良いのですが、今回のahrefsなど別のリンクチェックツールを利用した場合、WMTだけに出てきているリンクも否認リストに追加したいところ。
その場合、ExcelのVLOOKUP関数を使って、A列の単語が、C列にふくまれているかを、B列に表示する(含まれていればその単語を、ふくまれていなければ#N/Aと表示する)ことができます。(詳しくはこちらのサイト)
A列にWMTに出ていたドメイン名を入れて、C列にahrefsに出ていたドメイン名を入れ、この関数をつかえば、WMTだけにしかふくまれていないドメイン名では、横のB列に#N/Aと表示されます。
(※追記)
これではなく、両方のデータを一列に並べて、重複をチェックするcountif関数を用いても良いですね!
ネガティブSEOのリンク否認では、事務的に手早くが大事
ネガティブSEOらしきものは今までも受けていたので初めてではないのですが、今回大量のスパムリンクをつけられて改めて思ったのが、ネガティブSEOのリンク否認はきわめて事務的に、余計なことを考えて感情的になったりせず、サクッと終わらせること。
その処理で時間をとられたり、心を乱されるのは全く無駄な時間になってしまうので、出来る限り労力を使わずに終えましょう!!
できることはやったら、あとは大丈夫と信じて、生産性のある仕事をすることが大事です。
ahrefsのリアルタイムなチェックを見るより、WMTに出てきたものを否認するくらいでちょうど良いのかもしれませんね。
サイト公開のデメリットの1つ
今回のコメントスパムによるネガティブSEOは、私をふくめ、ツイッターで自分の所有サイトを公開していた人たちの一部に向けられたようです。
こういった嫌がらせのようなものを受けるとか、あとはサイトを真似されるといったことがサイト公開のデメリットとしてありますね。
ソーシャルリンクがもらえる・承認欲求が満たされる・フィードバックがもらえるといったメリットと秤にかけて、決めなくてはいけません。
ネガティブSEOを受けても、耐性があるだろうな、と考えて一応自分なりに施策はあるのですが、それが正しいかはもちろん分かりません。
とりあえず、自分を信じてやるのみです…!
新しいサイト作りも、頑張らなきゃだよっ!!
→ビアンカ・ウェブの自己紹介と運営サイト紹介はこちらの記事へ